第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
【炎上の民は私達水底の民を馬鹿にして見下ろすのが大好きなのよ!! そのうち貴方はポイッてされちゃうのよ…!!?】
炎火が私を馬鹿に? ポイッてする…?
【しないよ! 炎火君は純粋でいい子だものっ…!!】
【…炎火?】
ピクリとお母さんは反応した
【雫、今貴方…、炎火って言った…?】
【うっうん、言ったよ…?】
【…その子もしかして、"司馬羅"の子じゃないの…?】
【え…?】
司馬羅…、幼い私でも知っている。 この国の頂点に立っている一番偉い人だって…
【本当にその人の子供なら、よくやったわ雫…!】
お母さんは満べんな笑みを浮かべて私の貴方を撫でた。 炎火と会う事を許してくれたのかな…?
【雫! そのまま仲良くなりなさい!! それで私の元に連れてきて紹介して!!】
ヤッタ! お母さんは仲良くする事を許してくれた!!
【私が"殺す"から!!!!】
…え?