第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
【うっうん…】
【どうして今まで言わなかったの? 炎上の民は危険なのよ!!!!】
お母さん、炎火は危険じゃないよ…
【あっあの子はいい子だよお母さん、危険な子じゃないよ…?】
【そんなの分からないでしょ! もし怪我でもさせたら…!!】
お母さんは、私の心配をしてくれた。 でも…、炎火は危険な子じゃないのに…
ーー。
【私、雫っていうの】
【雫? なかなかいい名前してるわね、私は炎火】
結局、私はお母さんに黙って炎火に会いに来てしまった…
【炎火君かぁ…】
炎火と居る時間が、何より温かくて楽しかったから…
【炎火君はどうして女の子みたいな喋り方を…?】
【私、昔は女の子みたいに育てられたのよ。 だからこんななの】
【炎火君は可愛いもんね…♪】
【かっ可愛いって言うな!!(怒)】
可愛いって言われるのが嫌いな炎火が怒るから、私は慌てて謝ると炎火はすぐに許してくれた
炎火と会ってから結構と日が経ったような気がする。 それは長かったような短いような…
【雫!! いい加減にしなさい!!】
炎火と会う事をやめない私にお母さんが怒鳴った
【おっお母さん…】