第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
『雫!!? どうした!!?』
風夜「お前等滝川に何した!!?」
雫の悲鳴を聞きつけてルナと風夜と優が駆けつけた
「おっ俺達は何も…!」
『いいから離れろ!!』
ルナは雫の元から水底の民を離れさせ、側で屈んだ
『雫! 一体どうした!!?』
雫「あ…あぁ…、ルナっ…」
『大丈夫か? 城へ戻ろう…?』
優「立てる…?」
優は様子を伺いながら手を貸す
風夜「俺達は帰る、多分兵はもう来ないと思うから安心しろ!」
「痛っ!」
「おい引きずるな!!」
風夜は尾で兵を縛り付けたまま、雫を優とルナが支えながら行く後ろをついて行く
【雫、貴方は水底の民を救う唯一の救世主よ…?】
雫「うっ…うぅ…」
『しっかりしろ雫!!』
【雫、お願いね? 貴方に全てが託されたから……だからーーー…】
殺してね?