第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
炎火「何を言って…?」
炎輪「水底の民に姫は騙されてるんだよ?」
炎輪の言葉で炎火はカッと目を見開いた
炎火「何故そんな事が口に出来るんだ!!? 何で炎上の民は水底の民を支配し続けるんだよ!!?」
炎輪「水底の民が嘘つきだからだよ」
炎火「何を嘘ついたというんだ!!? こんな扱いをするほどの大きな嘘でもつかれたというのか!!?」
炎輪「そうだよ」
ガッと炎輪が炎火の胸ぐらを掴んだ
炎輪「水底の民は自業自得でこうなったんだ」
炎火「うっぐっ…!!」
炎輪は腕を斜めに上げると、炎火の両足が床から浮いた
炎輪「水底の民がついた大きな嘘が、この国の歴史を変えたんだ」
全ては水底の民のせいだ
\父と姫/ 終