第3章 *鷹の爪編* 完結
\豹vs蝙蝠/
雷電「お前、俺と戦え」
雷電は左頬の入れ墨に触れた瞬間
=バチッ!!=
入れ墨は光と電撃を放ち、雷電の手に握られていたのは長い槍
『おい雷電!
こいつは戦いに来た訳じゃ…!』
雷電「…聞け、ルナ」
雷電は低い声で言い放つと
槍を両手で掴み、構えた
雷電「鷹の爪っつうのは、意味分かんねぇ連中が集まる組織だ!
そんな組と取引なんてしたら後で面倒ごとに巻き込まれるに決まってる!!!!」
雷電は槍を振り上げ、ハツに向かって一気に振り下ろした
=ガンッ!!!!=
黒く木の陰から差し込む日差しがそれを光らせた
ハツ「霧闇の翼(オスクーロ・デ・アラ)…」
雷電の槍の刃を受け止めたのは、ハツの背中から生えた
蝙蝠の翼…
風夜「黒い翼…!?」
ハツ「…危ないなぁ…
いきなり斬りかかるだなんて、酷くないかな?」
雷電「そう言いながらちゃっかり攻撃を防いだじゃねーか…!
"血の男"…!」