第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
マリ「ぶっ無礼者っ!!!!」
地土「痛っ」
地土はマリアの黒い大きな扇子で頭を叩かれた
アナ「会議を続けます。 他にありますか?」
地土「あっ俺から一つ、報告があります」
地土は叩かれた頭を擦りながら片手を上げた
アナ「何ですか? マオン国の支配者」
地土「実は、俺はもう契約刀使いじゃなくなったんですよね」
地土の言葉に皆は驚いた
誠「…おいおいマジかよ? 契約刀使いじゃねぇお前は弱いんじゃねぇのか?」
地土「その事に関してはご安心を、俺は契約刀が無くても実力は本当なので」
地土は誠に向かってニヤリと笑った
誠「昔と変わらず生意気だ」
地土「ありがとうございます」
誠「褒めてねぇよ」
そう言って誠はつまらなそうに小さく舌打ちをした
アナ「えーっと…、イーラ国の支配者は何かありますか?」
ずっと黙り込んだままの炎輪に視線が集まった。 それでも炎輪は黙ったままである…
マリ「…そなた、わらわに黙ってこっそりと何をしておるのじゃ?」
マリアの問いかけで炎輪の肩がピクッと動いた
炎輪「…何の事だ」
マリ「エスティグマ国に数人のイーラ国の兵を送り込んだであろう?」