第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
\行方知らずの姫様/
アナ「では、各国の支配者同士の会議を始めたいと思います」
ここはカステリャーノ国。 帝国ナイトオールの騎士達も居る巨大な組…、いや、城の中
その中の一番広い特別室で半年に一回、会議が行われる
アナ「何か国で問題点などはありますか?」
誠「ピカロ国に指名手配の野郎が侵入した。 すぐに部隊を回してほしい」
アナ「分かりました、直ちに部隊を派遣させます」
そう言って紙にメモする性別不明のアナコンダ
マリ「わらわの国はいつも通りに安泰であるぞ」
アナ「特に何もないのでしたら何も言わないで下さい」
マリ「…相変わらず可愛くない口の聞き方じゃの」
アナ「貴方に可愛いとか思われたくありませんので」
マリ「何じゃと!!? 無礼な!!」
地土「はいはい落ち着いて…」
マリアが怒り出したら地土が止めるのが仕事。 というか他の者は止めようとしないのだ
誠「はっ! いい子ちゃんぶりは直らねぇな地土?」
ニヤニヤ笑う誠
地土「嫌ですね。 俺しか止めないから仕方なく、ですよ」
マリ「広原地土! あやつがわらわを虐めるのだ!!」
地土「貴方もう少しで三十でしょう?」