第5章 *一番大きな感情編* 完結
\知らぬ少女と獣/
リビング、皆でご飯を食べる所。 ご飯を食べるだけなのに毎日宴のように騒がしくなる
リビングがあるならもちろん、キッチンもある
『…んあ?』
キッチンには珍しく、風時の姿があった
『風時? 何してるんだ?』
風時「あっるぅちゃん! 今ね、皆さんの為に珈琲を入れてるの!!」
パッと笑顔でルナに振り返った風時
『珈琲? さっきからいい香りがすると思ったら珈琲だったか…』
風時「るぅちゃんの分もありますよ!vV」
はいっ!と言って珈琲が入っているコップを差し出した
『ありがとう』
ルナは優しく微笑んで風時から珈琲を受け取った
風時「はい! 砂糖二杯とミルクが一杯です!!」
『…それって決定事項なのか?』
不思議に思いながらも砂糖二杯とミルク一杯入れた
風時「るぅちゃん! 珈琲には砂糖二杯とミルク一杯が丁度いいんですよ!!」
キラキラ瞳を輝かせながらえっへんと胸を張る風時
『ふーん…』
風時「興味なさそうな返事ですねっ!」
『確かに丁度いいが、砂糖とミルクは好みで入れるものさ』
風時「うっ…; 確かに…」