第3章 *鷹の爪編* 完結
その頃のルナは…
『草ばかりだな、ミスロムの森は』
草をどかしながら森の中を進んでいた
《本当にそのまま行ってよろしかったんですか…?》
ルナの頭の中に話かけたのは散神
契約刀と主は一心同体の為、頭の中で話し合いが出来るのだ
『いいんだよ
話したら面倒だ
…それより…
"誰か"の気配を感じるか?』
《…いえ…
感じられません…》
ルナはため息をついた
『って事は馬鹿にされたのか…(怒)』
《今からでも遅くないので帰りましょう》
『そうだな…
次会ったらあの男、ブッ飛ばしてやる!(怒)』
《主、汚い言葉は『うるさい!!(怒)』はい…;》
怒鳴るルナに散神は黙らざる終えなかった
「誰をブッ飛ばすって?」
ルナの耳元で、声が聞こえた