第5章 *一番大きな感情編* 完結
地土「同じ立場…だと…?」
雪「地土は俺と同じ捨て子だったのに…、唯一違かったのは強さだ…!! 地土はいつだって強かった!! 弱い所を一つも見せなかった君が…!!」
雪はギリッと歯ぎしりをした
雪「最強だったはずなのに…。 君には弱点が出来てしまった…、それが…
"風時"だ」
雪の口から出てきた名前に地土はピクリッと反応した
雪「あの子は地土と同じ血を持っているから俺は大切に接していた…。 だけども、あの子は結局は地土ではない…」
地土「一体っ…、何を言ってっ…」
雪「ねぇ地土…。 俺は絶望してしまったよ…、地土は昔一緒に居た時と変わってないと思っていた。 …思い続けていたかったッ…!!!!」
雪は近くの木に小さなナイフを思い切り突き刺した
雪「なのに地土は変わってしまっていた!!!! 彩とはるを殺し!! 和真の腕を切り落として!!!! 俺を殺してくれるかと思ったら、君は俺に殺してくれと頼み込んだッ…!!!!」
ギギギッと木に小さなナイフを刺したまま下に動かして傷をつけていく
雪「地土…。 死ぬ前に地土も俺の絶望を味わってくれないか…?」