第5章 *一番大きな感情編* 完結
雪「ッ…!!」
地土「確かに誰も居なくなってしまった世界では一人では生きられない…。 だけども…、俺や彩以外にも人は居る…」
雪「…彩と地土以外の人と関われと言いたいのか…?」
地土「そうだ…」
雪「…嫌だぁ…」
雪は震える声を発し、抱きしめる腕に力を込めた
地土「…雪」
雪「嫌だ…。 嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だっ!!!! そんなの嫌だ!!!!」
地土「せっ、つっ…!!」
雪「…そうだよ、地土を奪った奴等に復讐すればいいんだ…」
地土「雪…、何を…! ーー…ぐっ!!!!」
地土の胸の中心に刺さっていた小さなナイフを雪が勢いよく引き抜いた
雪「俺、やっと分かったよ…」
地土「くっ…、なっ何がっ、だッ…?」
雪「…君を好きになった理由が…」
地土「俺を…?」
雪「俺と同じ立場に立っていても、君が凛々しかったからだ…」