第5章 *一番大きな感情編* 完結
僕は君と彩の子に醜いほどの嫉妬を感じた。 僕は君に思いを伝えられなかった、なのに彩はズルい
僕はどうして男として生まれてきてしまったのだろうか?
こんな思いをするなら生まれてこなければよかった…
〈そんな事を言うな〉
僕は君にそう言ってもらえると期待していた。 君にいつも守られていた僕
何にも出来ていなかった僕…
僕は君を探す事を決意した。 子を連れ去った君を
お願いだから逃げるのはやめてくれ
強くなるのをやめないで、背を向けないで、傷つけないで…
…嗚呼、僕ハモウ闇二呑マレテイタンダ…
※雪 視点終わり
地土「…雪、君には初めからなんの罪もなかった。 俺が巻き込んだ」
地土は一歩雪に向かって踏み出す
地土「君は純粋な心の持ち主の泣き虫だった…」
また一歩
地土「俺が、君をいけない道へと進めてしまったんだ…」
また一歩と…
雪「…教えて地土? 地土はどうして俺達を見捨てた…?」
地土「何も出来なくなってしまったから…」
雪「どうして彩達を殺した…?」
地土「俺が狂わせてしまったから…」
雪「どうして強くなる事をやめてしまったのさっ!!?」