第5章 *一番大きな感情編* 完結
雪は両腕に風を集中させて二人の攻撃を受け止めた。 だが、攻撃の重さで雪の踏ん張っていた足元の地面がボコッと沈んだ
地土「"追撃の踵落とし"…!!!!」
地土は折り畳んでいた片足を思い切り振り上げ、雪の頭上に振り落とした
=ドオォォーーーン!!!!=
巨大な音と砂煙が舞い上がった
『あいつ…! 地土の野郎め…!!』
ルナは雷電宛の手紙を読み、手に持っていた自分宛の手紙をグシャッと両手で握り潰した
雷電「黒蝶組のあとをルナに引き継がせてくれだと…? 一体何を考えているんだっ!!!!」
風時「ぼっ僕にも見せて下さいっ!! 一体何が書かれていたんですか!!?」
『ダメだ! 風時は見ない方がいいっ…!!』
雷電宛の手紙を見ようとした風時をルナは怒鳴って止めた
風時「どうしてですか!!? どうしていつもるぅちゃん達は僕をのけ者にするんですか!!?」
優「風時落ち着いて…」
風時「僕だって黒蝶組の一員ですっ!! でもルナちゃん達のように強い力の持ち主ではありません!! だけど! 僕は僕なりに努力して皆の力になろうとしているのに…!!」