第5章 *一番大きな感情編* 完結
[風夜君へ
馬鹿を直しなさい。 あっ、馬鹿は直らないか…笑
騒がしいムードメーカーが君の取り柄なんだから、これからも黒蝶組を明るくしてね?
あと、契約刀の鍛錬も忘れずに!!]
雷電「…いい手紙なのか嫌な手紙なのか…」
風夜「鼻かんで捨ててやる…!!」
雷電「落ち着け、この手紙の百%は事実なんだから」
風夜「フォローしてくれねぇのかよ!!?」
雷電「ちゃんとした事は俺宛てに書いてある…。 一番冷静な俺だから宛てたんだろう」
風夜「地土の事だから雷電の事で書く事がなかったんじゃねぇのか?」
雷電「………」
地土「へっくしょんっ!!」
卯「真剣勝負中にくしゃみなどするなッ…!!」
地土「すまないすまない…」
地土はごしっと鼻を拭くと、屈んで巨大な兎の足になっている足に力を込めた
地土「大、ジャンプ!!」
卯「いちいちかけ声なんていらないだろうが…!」
地土と卯は空高く飛び上がり、触れないくらいの間を開けて、片足を雪に向けてもう片方の足を折り畳む
地土&卯「「"ダブルラビットキック"!!!!」」
体に回転をくわえて二人は雪に向かって突っ込む
雪「ぐっ…!!」