第5章 *一番大きな感情編* 完結
\さよなら広原地土/
※地土視点終わり
地土「…長かったね、今日まで…」
ふふっと笑って卯を見る地土。 卯は相変わらず黙ったまま…
地土「ごめんね卯? 結局俺は君に何もお返しをしてあげられていないや」
卯「…お前は、謝ってばかりだ」
卯がうっすらと口を開いて喋った
地土「…俺は、謝っても謝りきれないもの…」
卯「そうだったな。 お前は償いきれない事をした」
地土「酷いね」
卯「事実だ」
ツーンッと顔を背けた卯。 そんな卯を見て地土はまた笑った
地土「卯、俺の最後のワガママに付き合ってくれる?」
"最後"
その言葉に卯はピクッと反応して地土を見た
卯「…お前は、本当にそれでいいのか?」
地土「皆はきっと、分かってくれるよ」