第5章 *一番大きな感情編* 完結
【ぼくはちづちさんが帰ってくるようにある鍵やエサ、"貴方は生け贄"】
この子の口から次々と出てくる信じられない言葉…
【"ちづちさんをひきとめる存在"
"それ以外に私のなんでもない"
"私はあなたの罠"
"もうあなたはいらないわ"】
=ぎゅっ…=
俺はこの子を抱き締めた。 触れる事さえ戸惑っていたのに、気づいたら勝手に体が動いたんだ…
【…ごめんね】
俺のせいで
【もう大丈夫…】
ずっと、つらかったんだろう
【俺がーー…】
君をここから連れ出そう…
【おにいさんは、ぼくを必要とするのですか?】