第5章 *一番大きな感情編* 完結
俺は考えた。 今更だが、考えた…
【何で子供ばっかりなのさ?】
【俺が知るか】
隣でチェスをやってるルナ。 …君は本当に七歳児かい?
【ルナ!! 勝負だぁ!!】
とぅっ!!と言ってルナに飛びかかった風夜君。 だけどもルナが風夜君の顔面にナイトのコマを投げつけて撃沈させた
【乱暴な子】
【うるさい】
【うっ…、うぇえええんっ!!!!】
大声を上げて泣き出した風夜君。 さすがに痛かっただろうね
【コラ、男の子が泣かないのっ】
【うぇえええんっ!!!!】
【泣きやまないと殺しちゃうぞ?☆ なんちゃって】
【ひぇええええんんっ!!!!】
【ますます泣かせてどうする】
ルナが泣かせたんでしょうが! …まぁ今のは俺が悪い、うん
【もう風夜君は俺の組の子なんだから泣かないのっ!!】
俺はよしよしっと風夜君の頭を撫でて宥める
【…なぁ地土?】
チェスのコマを進めながらルナが俺を呼んだ
【んー? 何?】