第5章 *一番大きな感情編* 完結
【おい、僕は男だ】
女の子だと思っていた赤髪の男の子。 ビックリだ
【おやおやごめんね? 間違えちゃって】
【わざとらしいなお前】
【炎火君…、ダメだよそんな口の聞き方しちゃ…】
オドオドする青髪の女の子。 この子はいい子だね
【雫をジロジロ見るな!】
…態度も口も悪い子だ。 俺が教育してやろうか?
【お前がこの国の支配者で、契約刀使いを求めてる奴か?】
【…そうだよ?】
【僕は契約刀使いだ、だから仲間に入れてほしい…】
なるほどね
【彼女は?】
【わっ私は…そのっ…】
【僕が雫の分も働く! 迷惑かけないから一緒に居させてくれっ…!!】
…赤髪の子が言うには、青髪の子は別に契約刀使いではないという事か…
【…そうだねぇ…】
【たっ頼むっ!!】
【君には、組の中で出来る事…。 組が正式に出来た時に依頼人の受付でも頼もうかな? それなら出来るよね?】
俺がそう言うと二人は顔を合わせて俺を見て
【【うんっ!!】】
嬉しそうに笑った