第5章 *一番大きな感情編* 完結
風夜君が小さな子を連れて帰ってきた。 …拾ったって…、犬や猫じゃないのに…
【僕一希!】
【そう一希君。 いい名前だね? 俺は地土だよ?】
…じゃなくて。 にぱって嬉しそうに笑うんじゃないよ一希君
【地土! 風夜の雇い主さんだっ!!】
【俺達のリーダーだよ一希!!】
【リーダー!!】
…なんかはしゃいでるよ風夜君と一希君…。 この子の第一印象はやんちゃだね、うん
【僕も契約刀使えるよ!】
仲間になっちゃった。 一希君
…まぁ、いっか。 風夜君によく懐いてるしね
ーー。
俺は半年に一度ある国の会議の為に中央の国・カステリャーノに訪れた。 …帽子で顔を隠して
【おっとごめんよ】
ドンッとぶつかってきた一人の金髪の男。 髪がわしゃわしゃ昆布みたいだ…
って、ちょっと待て
【そこの君、待ってくれるかな?】