第5章 *一番大きな感情編* 完結
【施設であの二人を連れて逃げていれば、もうちょっとマシな暮らしが出来たのかもな】
【うるさいっ!!!!】
【本能のままに代わりの育ての親を殺して、罪のない子を殺して、大の大人も殺して…】
【黙れっ!!!!】
【二人の存在を消すのに悪名を高くする? 考える事がお前はおかしすぎた】
【黙るんだ卯っ!!!!】
【挙げ句の果て他の水底の民に同情して連れてきて…、あの二人の恩人にでもなったつもりか?】
【うるっ、さいっ…!!!!】
【大好きだった母さんが死んで廃人になり、次は壊れた男の本能で守ってきた女を抱いたか】
【黙れっ…!】
【次は大好きな母さんに似ているからと言ってあの娘にすがりつくのか】
【違う…!】
【自分の出来た子が受け入れられないよな…? 壊れた男の本能のままでヤって出来たガキだ、会わせる顔なんてねぇもんなー】
【だまっ、れぇっ…】
【…いい加減にしろよ地土、お前は償っても償いきれない事をしてきたんだ】
ポロポロと涙が溢れる。 だけども涙は雨と混じって分からなくなる
【ならば何故今まで言ってくれなかったんだっ…!! ずっと見ていただけのくせして…!!】