第3章 *鷹の爪編* 完結
三日後の朝
南にある"ミスロムの森"で迎えの者を待たせる
俺が君に求める取引内容は、また会った時に教えてあげる
返事を楽しみにして待ってるよ?
闇音ルナちゃん?
謎の男はそう言い残すと
店から出て行った
ルナは謎の男を追いかける気力など残っていなかった
何故かというと…
兄さんを知っている…?
俺に何も告げずに居なくなってしまった兄さんを…!
…いや…
居なくなったのは自分なのかもしれない…
だけど分からない…
だって…
俺ニハ六歳以下ノ記憶ガナイノダカラ
\謎の男/ 終