第5章 *一番大きな感情編* 完結
俺の鼓動が高鳴った。 それだけじゃない、体が急激に熱くなった
なんだ…? この心地良い感覚は…?
【うぐっ…!!】
【アァアアアアッ!!!!】
彩の周りに居た連中が突然頭を抱えて叫び出した
【あっ頭が…!!】
冷静な男も全身冷や汗をかき、頭を抱えていた
【うっ…】
雪が少し、苦しがっている
唯一何ともないのは俺と彩だけ…
【雪? 大丈夫よ? 私にゆっくり身を委ねて…】
子供を宥めるように優しく雪に接する彩
そこで俺は気付いた
【雪だって、地土が綺麗だと思うわよね…?】
【………うんっ…】
これは、彩の特殊能力だという事に
彩は特殊能力に目覚めたという事だ
\悪魔の儀式/ 終