第5章 *一番大きな感情編* 完結
【…お前、何故動ける…? それに、何だ?
その"刀"は?】
驚いた表情で指差す冷静な男。 差す指の先には…
窓から差し込む月明かりで妖艶に輝く刃の刀…
【まさか…。 契約刀使いとして目覚めたのか…!!?】
あしえんと使い…? …よく分からないが、とっても凄いのだろう…
【我が勝ったからな。 こいつはもう、我のモノだ…】
【綺麗…】
捕まったままの彩がポツリ呟いた。 血を浴びて月明かりに照らされる俺の姿が、彩にとっては綺麗に見えるのだろう
【ねぇ地土…? 私にもっともっと綺麗なのを見せて…?
血に濡れた貴方はとっても綺麗だわ…】
=ドックン!!!!=