第5章 *一番大きな感情編* 完結
【貴様…。 我よりもはるかに弱いではないか…!】
[…お前の、中に…何か、居るな…?]
苦しみながら口を開くこいつ
俺の中に、何かが居るだと…?
【…はっ、我に勝てぬからと変な言いがかりとは…】
[…そいつはお前の精神を狂わし蝕む…。 そして周りを巻き込むぞ…!]
そんな事、知るか
【我は彩と雪が居れば、何もいらない。 さぁ、貴様はどうする? 我に従うなら生かしてやる…。 逆らうなら、消す】
[…忠告は、したからな…?]
その言葉を最後に俺は真っ白な世界から、目が覚めた
体が、動く…
さっきまであの男と戦いをしたり話をしていたのに…。 時は全く進んでいなかった