第5章 *一番大きな感情編* 完結
さすが彩、君には小悪魔がお似合いだよ?
【…怖くっ…ないのっ…?】
雪は泣きながら聞いてきた
何が怖い? 何に恐れる?
【人をっ…殺しちゃったん、だよっ…?】
【だから?】
【ッ…!】
【雪…。 こう考えればいいんだよ?】
俺は雪の元に歩み寄り、そっと耳元で囁いた
【進む道にある木を切る。 そう、思えばいい】
進む道に邪魔なモノがあったらどうする?
切る。 迷わず切ればいい、消せばいい
己の進む道に、邪魔者は許さない
【地土、素敵よ? とーっても、素敵…】
【ありがとう彩、嬉しいよ?】
【ウフフフ…】
【アハハハ…】
【フフフフ!!!!】
【アッハッハ!!!!】
俺も彩も、狂ってる。 とっても素敵だろ?