第5章 *一番大きな感情編* 完結
その日の夜、俺は他の子達が寝静まった頃に
管理人さんの部屋へと向かった。 向かってる途中、声が聞こえてきた
【…~…~か…?】
よく聞こえない。 だけど、近づくにつれてよく聞こえてくるようになった
その話の内容はまだ子供の俺にとってはあまりにも
【本当に明日あの子達二人を渡したら、二百万くださるんですか?】
残酷だった
金? 二百万?
金が貰えるから管理人さんは彩と雪を…
殺す日を早めたとーーー…?
【彩ちゃんと雪君にはもう話てあります…。 …はい、あの子達、疑いも何もしてませんでした…】
何? 何? 何なの?
皆揃って何なんですか??
勝手に捨てて、勝手に育てて、素性が分かった途端に殺そうとする??