第5章 *一番大きな感情編* 完結
あれ? 管理人さんってこんなに汚い人でしたっけ??
【…ふぅ…】
通話を終えて受話器を置いて…。 何? その一息??
金がちゃんと貰えると確認出来て安心した一息??
それとも、危険でお荷物な彩と雪が消えるから清々したの一息??
【…管理人さん…】
【ッ…!!? ちっ地土君? どうしたのこんな時間に…】
【我、少々寝付けなくて…】
【もー、ダメでしょ寝なきゃ? ちゃんと寝ない子は大きくなりませんよ?】
管理人さんが俺の頭を撫でる。 頭を…頭を…
【我に触れるなっ!!!!】
【きゃあ!!?】
俺は両手で管理人さんを突き飛ばした。 突き放すつもりだけと、力を少し込めただけなのに管理人さんは随分と飛んで行った
管理人さんは頭を打ったようで立ち上がらない。 好都合だ
【管理人さぁん。 彩と雪を売って二百万、嬉しぃーい?】
【ッ…!!】
俺が腹を一発蹴ってやれば、管理人さんは腹を抱えるようにうずくまった
【プハッ! 管理人さぁん芋虫さんみたい。 醜いねぇ…、あ! それじゃあ芋虫さんに失礼だね!】
俺はケラケラ笑う、ケラケラ笑う。 笑うのは、楽しいから