第5章 *一番大きな感情編* 完結
【…もう…。 決まってる事…】
彩は俯いたままずっと床を見つめている
離れ離れになんてさせない…。 決まっている事たからなんて言葉で終わらせたりしないっ…!!
【明日、迎えの人が来るからね?】
彩と雪に言い渡された突然な言葉で、俺にタイムオーバーの警鐘が鳴り響いた…
いや、終わらせない
タイムオーバーでも俺は動き続ける
その時俺は笑った。 すべてを悟ったように笑った
方法があった、なんて簡単な方法なんだろう?
物も手助けも要らない。 俺なら出来る
だって、簡単なんだもの