第5章 *一番大きな感情編* 完結
【地土を探しに来たに決まってるでしょ!】
少し膨れっ面の彩は窓の外を指差した。 俺は彩の指差す窓の方を見たら
【…あぁ】
外はもう夕方であった
【…ごめん】
【…ねぇ地土? 地土は毎日、僕達に黙って何をしてるの??】
不意に問いかけてきた雪の言葉に俺は鼓動が高鳴った
…言えない。 お前達が殺されないようにする方法を探しているだなんてっ…
【あ! 地図だぁ!!】
【え!!? あ!本当だ!!】
声を上げて机の上にあった地図の本を開く彩に雪は気づき、二人は地図に釘付け
【ん~…; 難しくてよく読めないや…】
【うぅ…; 私も…】
【二人共、文字の読み方とか習ったでしょーが】
【あんなの一気に覚えられないよっ!】
【そーよそーよ!!】
…何で偉そうに言ってんだ? この二人は…
【しょうがないな…。 この島はマオン国だ】
【マオンこく…?】
【我達が居るこの島の事だ】
俺が丁寧に説明してやっていると…
彩と雪の目が輝いてる。 何でだ?
【地土先生見たいっ!】
【地土頭良い!!】
いやいや、簡単だろうが…;