第5章 *一番大きな感情編* 完結
風夜「うっ…ウェッッ…!!」
地土「おやおや…。 大丈夫かい? 風夜君」
返り血を浴びた地土は風夜に気づき、歩み寄った
そこで気付いた
雪と和真の姿がない…
風夜「うっぁっ…」
地土(…どうせ死に損ないだ…、後で見つけ出してトドメを刺せばいい。 …今は風夜君達だね)
地土は血に濡れた包帯を付け直した
=ズキッ…=
右目の傷が痛んだ
地土「…うるさい…。 俺の過去は、彼等には関係ない…」
自分の過ちは、自分で背負う…
和真「うっ…ひっくっ…」
雪「……ッ……」
和真は泣きながら、残っている片腕だけで重傷の雪を運んでいた
和真「うっ…うぅっ…。 雪っ…、死なないでねっ…」
雪「…かずっ…まァっ…」
和真の瞳は、悲しみという涙で堕ちていた…
\俺は強者、君は狂者/ 終