第5章 *一番大きな感情編* 完結
うるさい子が、大嫌い」
地土は優しく微笑んで泣き顔のはるの頭をそっと撫でた
はる「ちっ地土っ…。 殺さな、いでっ…」
地土「んー。 どうしよっかなぁ…」
はる「おっお願いっ!! ゆっ許してっ…」
地土「…許してあげるよ」
はる「ほっ本当に…!!?」
はるは顔を上げると、地土が片腕を振り上げていた
地土「…その首一つで、許してあげる。 …俺って、優しいでしょ?」
はる「ちづ…ち…
やっぱり貴方は悪魔の子なのねっ…」
地土「悪魔に近づけて、光栄だろう?」
=ゴトッ=
片腕を振り下ろした地土とともに、はるの影は首と体が"離れて"倒れた
地土「…さぁ、次は君だよ? 彩」
彩「…私も殺すというのかしら?」
彩はクスッと笑った
地土「…殺すよ? 君は、狂者だ。 闇に堕ちた者は、二度と、光を浴びられない…」
彩「…なら
貴方も一緒ね?」