第5章 *一番大きな感情編* 完結
地土の右目には、くっきりと残っている三本の爪痕…
地土「…彼女の狂気にやられてしまったようだねぇー…」
地土は震える手でルナの背中を撫でる
地土「…すまない、追い返すだけなんて甘かった…。 だから、俺が終わらせるよ…」
そう静かに囁くと、ゆっくり立ち上がり…
地土「…雪、彩、はる、和真…」
四人の名前を呼び、続けて…
地土「死んでくれる?」
口にした
雪「何をーーー…」
=ザンッ!!!!=
雪の体から、赤い液体が吹き出た
雪「ぐっぁ…!!!!」
雪はドシャッと倒れ込んだ
地土「…ねぇ、雪」
雪「ぐっ…!!」
地土は雪を踏みつけ、見下ろす
地土「俺の言葉、聞こえなかったわけじゃないよね?」
雪「うっぐっ… (今…何が…あった、んだ…? 契約刀でも、持ってるの…か…?)」
雪は痛みに顔を歪ませながら地土の両手を見るが、何も無い