第5章 *一番大きな感情編* 完結
風時「すっすみません; 帰らなきゃならなくなりました…。 らっ落! 帰るから引っ張らないでっ」
落「グルルッ」
落は風時の服を離した
風時「ちょっと伸びちゃった…」
雪「…その白き獣、契約獣じゃないのかい…?」
風時「契約獣…とか僕はよく分かりませんが…。 元は人だったんですよね」
和真「は?人? この獣が?」
落「グルル…!!」
和真「なっ何だよ! やる気か!!?」
和真は自分に向かって唸ってくる落を睨む
風時「けっ喧嘩しないで下さいっ! ご馳走様です。 今日はありがとうございました」
風時はペコッと雪に礼儀正しく頭を下げた
雪「いえいえ、こちらこそ楽しかったよ…」
風時「あっあの…。 よっよかったら何ですが…」
雪「…? 何?」
風時「まっまた…。 会ってくれますか…?」
風時は俯きながら雪に問いかけた
雪は少し目を見開いて驚いた
雪「…俺等は、少しの間しかここら辺に居ないんだ…」
風時「え…?」
風時は顔を上げた
雪「ある目的を果たしたら、元の場所に帰るんだ…」
風時「そう…なんですか…、、」
雪「…帰ってしまうまでなら、また会えるよ」