第5章 ＊一番大きな感情編＊　完結

雪はこくりっと頷いた

風時「幼馴染みって、いいですよね！　同じ組に仲が良い幼馴染みさんが居るんですよ」
雪「…別に、俺は仲が良い訳じゃないんだがな…」

風時「え？　仲良くないんですか…？」
雪「…彩は、彼女は俺を見ちゃいない…」

目を細める雪の瞳は何処か寂しげであった

風時「それってどういうーーー…」



「うわっ!!?　こんな所に白き獣がいるぞ!!?」
「何処かに契約刀使いが居るんじゃ…!!?」


店の出入口の方が騒がしい


和真「…契約刀使いだって、…どうする？　雪」
和真の目付きが変わった

雪「白き獣…。　って事は、契約獣の方…」
雪の方も目付きや雰囲気までもが変わっていた



「グルル…」
風時や雪達の元に一匹の巨大な白き獣が来た

和真「でっデカッ…!!?」
風時「らっ落!!?　どうしてこんな所に!!?」

風時は白き獣……落を見て驚いた

和真「え？　きっ君って、契約刀使い…なの？」
風時「違いますよ？」

落「グルル！」
風時「わっ！　ちょっちょっと落!!　服を噛まないで下さいっ！　引っ張らないで!!」

落は風時の服を噛んでグイグイ引っ張る