第5章 *一番大きな感情編* 完結
少し、沈黙が続いた
風時「あっあの…」
沈黙を破ったのは風時であった
「…何だい?」
風時「じっ時間があるならでいいんですがっ。 おっお茶しませんか…?」
「…」
風時「むっ無理ならいいんですが…!」
無言で見下ろしてくる男を風時は見上げて、ただ返事を待った
「…ご一緒しよう」
ーーカフェ店。
風時「ぼっ僕、こういう所初めてです…」
「そうなのかい? ここは珈琲が美味しいよ」
風時「こーひーって、あの黒くて苦い飲み物の事ですか?」
「そうだよ。 試しに飲んでみるかい?」
風時「おっお願いします」
男は店員に珈琲を二つ注文をした
「…君は、どうしてあんな所に一人で居たんだい?」
風時「まっ迷子になってしまって…」
「…ちょっと質問の言い方が違かったね。 どうしてあんな所で迷子になってたんだい?」
風時「僕が作ってる機械の部品を買おうと出たんですが…。 あまり慣れない地なので道を間違ってしまって…」
「なるほどね。 ここら辺には旅行か何かで来てたのかな?」
風時「そんな感じです! 海に遊びに来たんです」