第5章 *一番大きな感情編* 完結
果ても、永久も何もない。 ただの巨大な水溜まりにしかすぎないんだね…」
声が、手が、足が、全身が、震えている…
海の波が、波の音が、波の美しさが、痛い…
沈みかけの太陽が、赤い、眩しい、虚しい…
己の記憶が、過去の記憶が、未来の記憶が、今の記憶が、怖い…
恐ろしい、笑う"彼女"が、"彼女"の言葉が、俺を、俺をッ…!!!!
『地土!!!!』
ルナの呼びかけで地土はハッと我に返った
『…帰ろう…?』
そっと震える手を握られたら、自然と
地土「…そうだね、帰ろっか?」
震えは止まった
\海はずっとではない/ 終