第5章 *一番大きな感情編* 完結
雫「炎火…!!!!」
受け身を取って地に着地した炎火に雫は駆け寄ろうとしたが…
炎火「雫!!!! お前は安全な場所に避難してろ!!!!」
炎火の怒鳴りつけの言葉に雫は足を止めた
『炎火! …敵は"あそこ"に居るのか…?』
ルナの視線の先は砂煙の奥…
炎火「…敵の数は一人だ…。 あそこに居る」
炎火がそう言うと、砂煙の中から一つの影が見えてルナ達は一斉に身構えた
「もうっ…! 何で避けるのさぁ!!?」
『…はぁ…?』
砂煙の中から出てきたのは一人の少年だった。 いや…、ただの"人"ではない…
風夜「耳が尖ってる…? 契約獣か…!!?」
そう、実体化した契約獣の耳が尖っているのと同じように、少年の耳も尖っていた
「はぁ…? 僕をアシエなんとかと間違えないでくれる??
僕は
"水底の民"だよ」