第4章 *因果と雨編* 完結
雷電「…」
紙を握りしめて俯き、静かになった雷電の顔をルナはそっと覗くと…
静かに微笑んだ
地土「雷電君、どうしたんだい?」
『見て見ろよ』
ルナの言葉に地土は不思議に思いながら、俯く雷電の顔を覗いたら
地土も静かに微笑んだ
『カメラ持ってないのか?』
地土「残念、持ってないや」
『本当に残念だな… こんな雷電を見られるなんて初めてだったのに…
こんな…
穏やかな顔で眠る雷電の寝顔なんて、さ』
雷電は安心しきった、穏やかな表情で座ったまま眠ってしまっていたのだ
地土「お休み、雷電君」
『お疲れ様。 それに、お休みなさい』
今夜の星は、いつもより輝いているように見えた
\雨の中での最後/ 終