第4章 *因果と雨編* 完結
『そりゃ驚くだろう? 地土はマオン国のあの壁から外へは出たがらなかったんだからよ』
地土「だってマオン国の支配者は俺だよ? 外に出たら命狙われ放題だよ」
雷電「…もしかして地土は俺の為に…?」
地土「そんな訳ないでしょ?vV」
雷電(笑顔で即答かよ…!(怒))
地土「ルナが心配だから、一緒について来ただけだよ?」
『まだ薬の効果が完全に消えてないからな… もし盗賊とかに襲われたら太刀打ち出来ねぇ』
地土「それを分かってて一人で行こうとしたのはだーれかなぁ?」
『私です、すみません;』
地土「素直でよろしい♪」
雷電「…ルナがどうしても行くって聞かないから、一緒に来たわけな…」
『それは違う、お前に渡す物があったのさ』
ルナはポケットから長方形の小さな箱を取り出した
雷電「…何だ? コレは?」
『知らん、お前の父親から受け取ったんだ』
雷電「あの男から…!!?」
雷電は驚きながら、ルナから長方形の小さな箱を受け取り、ゆっくりとフタを開いた
中には…
『"雷電誕生日おめでとう"…?』