第4章 *因果と雨編* 完結
雷電は止んで、雲が晴れた夜空を見上げる
雷電「…優、お前も見えてるか…? 今でも心の何処かで雨を嫌ってる……だけど
雨が降った後の夜は星がよく見えるから、少しは好きになれたかもしれねぇ」
夜空には、満天の星が輝いていた…
雷電「(…とっても綺麗だ……届きそうで届かない存在… そう、まるで…)
ルナ」
『…呼んだか?』
雷電「………うわぁぁああ!!!!;」
ひょこっと雷電の視界に入ってきたルナに驚き、雷電は声を上げた
雷電「なななっ…何でここにルナが…!!?;」
『何でって… ここに来たからに決まってるだろ?』
雷電「そうですか…; (いきなり現れやがって… 心臓に悪いな畜生…)」
「どうやら、打ち勝てたみたいだね?」
ルナの隣に立っていたのは…
雷電「ちっ地土…!!?」
地土「おや? 何だいその驚きようは?」