• テキストサイズ

黒蝶組~ブラック.バタフライ~

第4章 *因果と雨編* 完結




優「…貴方は何故、戦いを好むんですか…?」
体のあちこちが切れている優は、ゆっくりと刀を構える

功「…何故? 何故好むかって? …そんなの」


=ポツ…=


空から一粒の滴が大地を濡らす


功「簡単な理由だよ…?」


=ポツ…=

また

=ポツポツ…=


また、空からの滴は次第に増えていった





功「それが、私の"生き方"だからだよ」


沢山の空からの滴は、雨へと変わった



功「人が生きているというのを表すのは、何だと思う?
息をする事かい? 心臓が動いている事かい? 脳が働いているという事かい?」

優「…それは…





俺には分かりませんよ」
優はゆっくりと首を横に振り、雨で濡れた前髪をかき上げた

優「…しかし、人が生きているという事は様々だと分かりました」
/ 885ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp