第4章 *因果と雨編* 完結
功「ほぅ… それは何だい…?」
優「…貴方は戦う事が自分の生き方とおっしゃいましたよね…?」
優は刀の柄を両手で握り締めた
功「あぁ、言ったとも…」
優「貴方が戦って生きるというならば…!
俺は"守る為に戦う"事を生き方とします…!!!!」
功「…君はホント、父の高野玄次に全然似てないね」
優「はい、身直かに居た自分自身でもよく分かっていましたよ… 俺と父は、違いますから」
功「…残念だよ、きっとこれが最後だね。 君と斬りあえるのが…さ…」
功も刀を構えた
優「…父の為にありがとうございました…」
功「フフッ、私は彼を殺そうとしてたんだよ?」
優「…それでも、ありがとうございました」
貴方が居たからこそ、きっと父は
生き方があったのでしょう
速豹「…心とは、言葉では届きずらいものです…」
速豹は雨で血が洗い流された爪を元に戻した