第4章 *因果と雨編* 完結
雷「即答!!?; もー…; …でも、息子の気持ちが分かった気がするよ」
雷は苦笑いして数歩後ろに下がった
雷「息子を頼むよ、ルナちゃん」
『だから、何で俺に言うんだよ!』
雷「何で? …あー、君は鈍感って事ね…
息子は大変そうだ」
雷はおかしそうに笑いながらルナに背を向けて歩き出した
『おいコラ! 答えになってないぞ!』
雷「いつか分かるよ」
『は…?』
雷「また会える事を期待するよ、ルナちゃん…
でも、もう少し女の子らしくなってからね?」
『な!!? 余計なお世話だ!!(怒) さっさと何処へでも行け!!』
雷「俺、嫌われちゃったかな?;」
それなりに歩いて離れたのに、まだルナの怒鳴り声が聞こえるような気がしていた
雷「…これは息子が関係してるからかな? それとも面白い子だから? それかーーー…
妻によく似ているせいかな…?」
どちらにせよ…
雷電、お前に幸あれ
見守っているよ
=キィィーン…=
刃と刃がぶつかり合う音が響く