第4章 *因果と雨編* 完結
自然と敬語になってしまいながら、雷は一つの長方形の形をした小さな箱をルナに差し出す
『…何だコレは?』
雷「君にプレゼント☆」
『殺すぞ』
雷「嘘嘘嘘!; 嘘だから許してぇぇええ!!!!;」
『許してやるから騒ぐな!(怒)』
雷「あ、すみません…; えぇっと…、コレを息子に渡して欲しいんです…」
『…何故俺に?』
雷「え?」
『え?じゃねぇよ!! 何でお前が自分で渡さないのか聞いてんだよ!』
雷「あぁ……次会う時は、あいつが大人になってる時がいいんです」
雷はふぅっと一息ついて笑った
『ふぅん…』
雷(半分は殴られたくないのが理由なんだけどね…;)
『…分かった』
ルナは雷から長方形の箱を受け取った
雷「助かるよ、ルナちゃん」
『何故俺の名を?』
雷「何故? 俺達仲間じゃないか♪」
『仲間…? お前なんて仲間じゃない』
雷「拒絶!!?; 冷たいね君は…;」
『元々だ』
雷「もう……ホラ、黒蝶の入れ墨」
雷は服を巻くって背中の左下にある、黒蝶の入れ墨を見せた
『…本当に黒蝶組と同盟してたんだな』
雷「少しは信用してくれた?」
『全然?』