第4章 *因果と雨編* 完結
『契約刀使いの俺だから一日で目が覚めたという事か…』
地土「ちょっと違うかな…」
『? 何が違うってんだ?』
地土「ルナは普通の人とは違い、体と精神は怪物って事さ♪」
『よし、歯ぁ食いしばれ』
地土「避けてみせるよ」
バチバチとルナと地土の間に火花が散る
雫「もう! 喧嘩しないでよね! リーダーとルナも!!」
雫は二人の間に入って火花を止めた
『しょうがないなぁ…』
地土「やめるとするよ」
雫「平和が一番!」
雫はウンウンと頷いた
炎火(…もしやある意味雫が黒蝶組組で最強…?)
ポツリ隅っこで思う炎火だった
『…で? 風夜達は帰って来たのか…?』
地土「…いいや?」
『…あいつ等も困ったものだ、仲間の俺だけを置いて行くだなんて…』
地土「しょうがないよ、ルナは女の子なんだから」
『はぁ…? 何か関係あるのかよ?;』
地土「大いにあるよ、男の用は女には見られたくないものさ」
地土の言葉でルナは一息ついた
『…男と女… 仲間でも、性別の壁が一番邪魔だよなぁ…』
地土「性別が違うからこそ、生まれる絆もあると思うよ?」