第4章 *因果と雨編* 完結
\早波、再会/
~マオン西・パセオの通り~
『西のパセオの通りと言われたが…ここの通りは散歩するのに快適な場所だからな
人なんていっぱいいるし、休憩用のカフェ店なんて大量にあるからなー…』
色んな人とすれ違いながら、ルナと雷電は歩いていた
【君は父親に会えるかい?】
地土の問いかけた言葉が、雷電の頭に響く
俺は……会わなきゃならない…!
…だが…少しだけ…
『雷電!』
ルナの呼びかけで雷電はハッとした
『多分ここだ』
雷電「…分かるのか?」
『地土は頼んだ物があると言っていた…
何か大事な物なら、"人が多い所"で受け取るはずさ』
雷電「…木を隠すなら森の中ってやつか…」
二人は一番人気で人が多い、カフェ店に入っていった
店の中では、色んな人達が珈琲などを味わい賑わっていた
『この中に待ち合わせの……雷電の父親が…?
…探すのに苦労しそうだな…;』
そう言ってルナは雷電の方を向いたら、雷電は一点の方向を指差していた
雷電「…"あいつ"だ」