第4章 *因果と雨編* 完結
雷電「今……何つった…? 地土…?」
地土「もう一度言うよ? 君の父・早波雷は情報屋を職とし
黒蝶組と同盟している」
=ダンッ!!!!=
雷電は地土の胸ぐらを掴んで壁に押しつけた
雷電「あの男が黒蝶組と同盟を組んでいただと…!!?
何故今までそれを言わなかったんだよ!!?」
地土「君に言って、何かあったのかい?」
雷電「何かって…!! あの男は俺の「早波雷は、子なんていないって言ってたよ?」
地土の言葉で雷電は手を放した
雷電「何…だと…」
地土「早波雷……彼は確かにそう言ってたよ」
雷電「そんなはずはない…!! あの男は俺のッ…」
地土「…君は父親に会えるかい?」
地土はよしよしと雷電の頭を撫でた
雷電「…居場所を知ってるのか…?」
地土「今日の夜、丁度西にあるパセオの通りのカフェ店で会う約束をしていた
俺が頼んだ物を俺の代わりに受け取りに行ってくれるかな?」
地土は雷電に一枚の紙を差し出した
地土「俺のサインが書かれている紙だ、これを渡せば頼んだ物と交換出来る…」
雷電「…」
地土「無理にとは言わないよ?」
雷電「…俺はーーー…!!」
=パシッ=