第4章 *因果と雨編* 完結
地土の言葉でルナは拗ねるように俯いた
地土「分かったかな?」
『…分か…った…』
地土「本当に?」
『わっ分かったと言ってるだろうが! 顔を近づけるな!!』
地土「はいはい、ごめんねルナ」
地土はクルッと半回転してルナに背を向けた
地土「追いかけちゃダメだよ?」
『うるさい! 分かってると言ってるだろ!!?』
地土「俺が追うからさ」
『あぁ勝手に………は?;』
そう言い残して地土はスタスタ立ち去って行った
『…地土がリーダーらしい事を言った…?
…槍でも弓でも降りそうで怖いな…;』
一人残されたルナはうーんっと唸り続けていた
風夜「なっ何でこんな山道を…;」
優「そう?」
すでにバイクで走れるような場所じゃない山道を走っていた
一希「風夜風夜!」
風夜「なっ何だよ…; こっちは集中しないと道を外しちまうんだよ…;」
一希「"暗殺者"が弓を構えてる」
一希の言葉に驚き、風夜と優は一希が指差す方をすぐさま向いた
=ビュッ!!!!=
草陰から弓を構えていた謎の影が矢を放った
標的は…