第3章 *鷹の爪編* 完結
きら「全てを燃やすの…!!? 陳と…鷹の爪の皆との思い出の場所を…!!?」
鷹「…お行きなさい」
きら「陳以外に行く場所なんてないよ…!!」
鷹「いえ…
行かなくてはならないのです 」
優「早く!!!!」
優はきらりを抱き上げた
きら「やめて!! 降ろしてよ!!離して!!
陳を置いてけないよ…!!!!」
優「陳は君に生きろと言ってるんだぞ!!?」
きら「っ…!!」
優の言葉できらりは黙った
ただ、遠ざかる陳と鷹の姿を見つめていた
さ よ な ら
私 の ひ だ ま り
「…逃げられてしまったか…」
炎が広がる中、男はポツリ呟き
鎌を肩に担いで片手を前に出したら、扉が現れた
扉のノブを開くと扉の先は真っ暗
「さらばだ、鷹の爪」
そう言い残して扉をくぐると、炎の中から扉は透けるように消えていった…