第3章 *鷹の爪編* 完結
ジンジンと痛む拳に顔を歪ませているルナの頬に男はそっと手を添えた
『なっ…!!?』
「やっと見つけた…
ずっと探してた…」
男は愛しそうな瞳でルナを見つめた
『なっ何なんだお前は…!!?』
「!!? 覚えていないのか?」
風夜「ルナになれなれしく触ってんじゃねーよ!!」
風夜は男に向かって契約刀を振り下ろしたが
男は鎌を少し傾けて風夜の契約刀を防いだ
「邪魔をするな…
弱者が…!!!!」
男の鋭い睨みつけで風夜は本能で
風夜(こっこいつ強ぇ…!!!!)
優「風夜離れろ!! そいつは"威圧"が使える!!!!」
優の呼びかけで風夜は男から離れた
「ふん……威圧を知っていたか」
風夜「威圧って何だよ!!?」
優「相手を睨んで自分を強いと埋めつける事だ!
一度埋めつけられたら一年以上は直らない!!」
風夜「そりゃ危なかったぜ…;」
「ルナ……俺と一緒に行こう」
『ふざけるな…!! 誰がお前みたいな奴と!!!!
放せ!!!!』
ルナは手首を掴む男の手を振りほどこうとする